新しいパソコンで外字を新たにつくりなおす

Windows7サポート終了ということで、パソコンを8年ぶりに買い換えました。パソコンの移行は面倒です。使っていたデータやソフトを移し替えるのは手間がかかりますし、なによりネットの接続とかメールソフトの設定とかを一からするとなると、めまいがします。

 しかし、さすがマイクロソフト、Windows10。電源を入れただけで、するするとWi-Fi接続までやってくれました。なんとユーザーフレンドリーなことでしょう。メールソフトの設定もプリンタドライバーへの接続もさくさくでした。

 ついでに、ついノートパソコンを使っていると背中を丸めてしまうので、アキバの裏路地に走り、ノートパソコンスタンド、ワイヤレスキーボード、ワイヤレスマウスを購入し、カスタマイズしました。費用2,000円弱で、背中をまるめることなく入力作業ができるので、体がぐっと楽になりました。

 気分よく入力作業をしていて、はっと気づきました。そうでした、うちの弁護士はパソコンで出てこない字の難読苗字先生なのでした。

外字をつくらなきゃ

 先生の苗字の漢字は、前のパソコンでは「外字エディター」でつくったのでした。このパソコンでも外字をつくりましょう。「」の字をつくります。

  • まず似た字「吉」をメモか何かに表示し、選択し、AltとXのキーを押します。すると、吉の字の文字コードが「5409」と表示されるので、メモします。
  • 外字エディターを開きます。表示されたコード選択画面を「OK」、次の画面の「コード」欄に先ほどメモした文字コードを入力します。私は好みでフォントをMS明朝に変更します。
  • 「吉」の字が表示された編集画面に切り替わるので、ここでペンと消しゴムで「吉」の字を「」につくりかえます。
  • 完成したら、保存します。

 これで、の字ができました。さらに使いを勝手よくするために、単語登録もしておきます。そうしないと、いちいち外字を呼び出すのが、結構面倒くさいのです。私はこの字を「つちよし」と単語登録しています。

 これで、もう大丈夫。あ、このパソコン、CD-ROMドライブがついていない!弥生会計と花子ポリスの再インストールができない!DICOM-ViewerがあってもMRI画像資料が見られない!…どうしようかなあ。