関東と関西ではカップ麺の味をかえている説は本当でした
日々、調べることを生業としておりますが、時々は自分個人の気になることも調べます。できるだけ一次資料をあたる、あるいは自分の目で確認することが、得られた情報の精度を上げますし、説得力も上げます。
今回は調べたというよりも、自分の目で、舌で確かめた実験くんの話です。
関東と関西のカップ麺は味が違うらしい
子どものとき、大好きな『パタリロ!』を読んでいたら「関東と関西ではカップ麺の味を変えている」というのがあり、以来、ずーっと気になっていました。
数年前、この話を仕事仲間にしたところ、関西在住の知人からカップ麺を取り寄せてくれたのでした。わざわざ私のために。
そして、感謝の気持ちをこめて「食べ比べしてみたレポート」を書きました。
食べ比べしてみた
外見には違いはありませんでした。
袋の色がちがいます。
かき揚げが
関東 … 色が濃い、エビが目立つ
関西 … 色が薄い、野菜など多様な中身
粉末おだしが
関東 … 茶色っぽい
関西 … 赤色っぽい
おだしの色は
関東 … 濃い
関西 … 薄い
水分を吸収したかき揚げの姿
関東 … 湯屋けるように分解した
関西 … 細かく分かれて分解した
食べてみると
関東 … 見た目通りの恋塩気の強いおだし
かき揚げも味が濃い
関西 … 淡い色で薄味のおだしだが、口の中で
塩見がだんだんと強くなる
かき揚げは薄味に感じる
結論、関東と関西でそれぞれ販売している同じどん兵衛そばでも味が違いました。
生まれてこの方関東風しか知らない私としては、関東のそばのお出しの濃いのが普通で、おいしく感じます。ただ関西風の一端は薄く感じながらも、だんだんと塩味を感じるような複雑な風味は奥が深いです。
もし関東舌の私ではない関西舌を持った人なら、どう感じたのか気になるところです。
もちろん、どちらもおいしくいただきました。