欲しいものは手に入れるまでの過程も楽しみたい

 自分が50歳を過ぎても、ガンダムに食いついちゃう大人になるなんて思っていませんでした。現在、JR東日本のガンダムスンタプラリーに参加し。スタンプ収集に勤しんでおります。

 65駅完全制覇は難しいので、とりあえず回れるだけ周囲のJR駅に行ってはスタンプを押して、楽しんでおります。

 スタンプ台で出会うのはちびっ子たちより、私のような大きなお友達ばかりです。みんな御同類です。ガンダムのコンテンツとしての強さを感じます。各駅もノリノリです。

ハンドメイドのクオリティが高い北千住駅
やはり秋葉原駅はノッてきます

 あちこちの駅で、何冊も、人によっては10冊以上ものスタンプ冊子にスタンプしている不思議な人をよくみかけました。

 三方よし…?

 彼らのことを、最初は、自分が行きやすい駅のものを押して、別の地元を持つ仲間に託したりして友だち同士で協力し合っているのだと思いました。でも、彼らは。スタンプが増えたというのにあまり楽しそうな顔をしていません。背中を丸めて、黙々とスタンプを押す作業をこなしているだけのようでした。ちょっと不自然です。
 もしかしてと思い、オークションサイトやフリマアプリで、”スタンプラリー台紙 ガンダム”で検索をかけてみると、あるわあるわ、値段をつけて売っています。全駅コンプリートした状態のものから、いくつかスタンプ済みのものまで、中身の充実差によって値段が違います。

 スタンプ台紙に『1人1冊でお願いします』と当たり前のことを、わざわざ注記していたのはこういうことを想定していたのでしょう。これが売り物になるという発想は、私には浮かびませんでした。
 これはつまり、スタンプを集める手間暇を売っている、ということなのでしょうか。

 試しに”御朱印 限定”とか”お守り 限定”とかも検索してみましたが、いくつも出店されていて、びっくりしました。なんでも値段をつけて、売っちゃえるようです。

 売る人が納得して手放したものを、欲しい人がお金を払って手に入れることは、需要と供給が合致すれば売り手良し、買い手良し、ではあります。

 私は、まず9駅分集めて、限定ステッカーとシャアのオリジナル名シーンカードをもらいました。結構うれしく、テンションが上がりました。2月の末まで、こつこつとスタンプの旅は続きそうです。

仕事で、新宿とか高円寺とかに行くチャンス来ないかな。

もらったステッカーをノートパソコンに貼ってみた