書式はこまめにダウンロードしないと賞味期限が切れちゃいます
裁判の手続は民事訴訟法や人事訴訟法、家事事件手続法など法律で定められているから全国共通のはずです。
なのに、家庭裁判所の手続書類や自己破産申立書式では、それぞれの裁判所で独自の書式をつくりがちです。
つまりローカルルールがあるのです。
書類のタイトルは一緒でも、東京家庭裁判所の書類と福岡家庭裁判所の書類は微妙に内容が違っている、というような感じです。
多分、微妙に違っている書式でも裁判所から文句は言われないとは思いますが、やはりかっこよくありませんから、提出先の裁判所の書式をさがしてダウンロードします。
でも、全国で統一してもらえないものでしょうかね。面倒です。
だったらアップしておいて欲しい
家庭裁判所の調停や審判を申立書は、全国共通です。
ところが、離婚や養育費などの事情が込み入った家事手続では。事情を細かくくみ取るための「付属書類」の提出を求められます。
この「付属書類」が、タイトルは一緒で内容もほぼ一緒なのに、微妙に各家庭裁判所で違っています。
違っていても、ネット上でダウンロードできればいいのです。準備できるから。
問題は、独自の書式を求めながらネットで入手できない状態の家庭裁判所があることです。
提出先の家庭裁判所に付属書類をファックスで送ってもらったりしますが、ファックスの少し崩れた書類はあんまりかっこよくありません。ちょっとテンションが下がります。
賞味期限切れ
いま、成年後見の申立書類をつくっています。
去年の秋、一度相談があったときに、提出先の家庭裁判所から書式をダウンロードしておいたので、黙々と入力作業を進めています。
ただ、なんだかイヤな予感がして確認したら、今年の4月に書類一式リニューアルされてました。ダウンロードからやり直しです。
油断してました。
以前に作った書類一式コピペして事足れりと思っていたら、書式が違っているので使えないというのは、わりとよくあることです。
漫然と同じ書類を使い回さず、横着せずに書類の「鮮度」に気を配らなければいけないようです。
書類の中身を充実される前段階として、適切な書式を用意するということも、必要なチェックポイントなのですね。
今回リニューアルされた書式は、PDFではなくワード形式になっていました。
使いやすいので、とてもありがたいリニューアルです。
全国共通の申立書部分についてはありがたく使いまわします。
他の付属書類は、ローカルルールと鮮度を確認しつつ、うまいことつくっていくしかなさそうです。
さて、今日も書面をつくりましょうか。