控訴趣意書の必要部数は控訴趣意書差出最終日通知書を受け取ったときに確認する

 高裁刑事部の書記官さんから、電話がかかってきました。

 そう、今日が控訴趣意書の提出期限であることは弁護士も重々承知で、ただいま必死にキーボードをたたいています。私も完成したら、即、高裁に持っていけるように控えております。

 控訴趣意書の提出期限は、高裁から送られてきた『控訴趣意書差出最終日通知書』で指定されています。

期限を徒過すれば、激マズです。

提出部数は何部でしたっけ?

 ようやく、控訴趣意書が出来上がったようです。時間は午後3時、大丈夫です。誤字脱字チェックを経て、完成版を印刷しながらふと思いました。何部用意すればいいのでしょうか。民事訴訟と同じく、正本・副本の合計2通でよいのでしょうか。

 急いでいたこともあり、担当部に電話で問い合わせたところ「正本・副本と予備3通」とのことでしたので、合計5部を用意して高裁へ急ぎます。

 無事に高裁の担当部に、控訴趣意書を提出することができました。

 提出の際、書記官さんに「今後、別件でも控訴趣意書の必要部数は正本・副本と予備3部と考えておけばいいのか」と確認しました。

 「いえ、裁判官の判断もありますし、他の部も一緒とは限りません。控訴趣意書差出最終日通知書と一緒に必要部数についてのお願いの文書を同封してあるはずですから、そちらで確認するようにして下さい」

との回答をいただきました。そういえば、控訴趣意書差出最終日通知書のなかに他にも紙が入っていたような気がします。なるほど、そこに書いてあったのですね。

 刑事事件は全体として少なく、さらに私は今回初めて高裁の刑事事件に出会ったように思います。だから、きっと忘れてしまうので、ここに書いておきます。

 ちなみにですが、裁判所の建物には5時過ぎても入れます。事前に担当書記官に電話で話を通しおけば、5時以降でも書面を受け取ってもらえます。

 さすがに、夜間窓口は、いまだ利用したことはありません。