地検に弁センを提出しに行くときは身分証を忘れずに持って行く
弁護士が出てくるテレビドラマは刑事弁護ものが多いですが、実際には民事事件の方が圧倒的に多いです。
刑事事件専門の弁護士でないなら、民事事件ばかりでたまに刑事事件が飛び込んでくるくらいの頻度だと思います。
だから、検察庁に行くこともめったにないので、刑事事件記録の閲覧謄写の方法や弁護人選任届、通称弁センの提出先などは忘れてしまい、その都度「ああこうやるんだった」と思い出す感じです。
地検の入り口はガードが固い
私が行く東京地検での話をします。
まず地検の建物に入ろうとすると、私たち弁護士バッジをつけていない者には警備員さんが近づいてきます。地検での用件を聞かれ、身分証明書の提示を求められます。免許証なり補助者証なりを忘れずに持って行かないと、この時点で出直し決定です。
警備員さんを突破すると、今度は入り口に金属探知機が控えています。どうやらここの金属探知機は地裁や家裁のものより精度が高いようです。
私はパンプスのかかとに埋め込まれている金属でひっかかりました。東京地裁や東京家裁ではひっかかりませんでしたのに。
機械によってかなり精度に違いがあるようです。東京地裁ではひっかからなかったのに東京家裁ではひっかかったということがありました。
次に受付に行きます。自分の名前、事務所の所在地、地検で何するかを紙に書き、入館証の紙とバッジを渡されます。これでようやく地検の建物に入ることができます。
弁センの提出先
弁センは事件によって、事務受付か公安の受付か提出先が異なります。例えば外国人が関係する事件だったりすると公安だったりします。
これは受付の方が調べて指示してくれるので、事前に確認しなくても大丈夫です。
受付で指示された窓口に弁センを持って行って提出します。提出するときに弁センのコピーも一緒に渡すと受付印を押してくれますので、コピーも忘れずに用意していきます。
入館証の紙を担当事務官に一緒に渡してサインをもらいます。
帰りにまた受付に立ち寄って、バッジと入館証の紙を返して終了です。
書類1枚提出しただけの用事で、どっと疲れてしまいます。
これで一仕事終了です。
地裁の地下の食堂でご飯でも食べて帰ります。