有価証券、自動車を遺産目録に記載する

遺産目録は、わりとみようみまねでつくってきました。

 それでも、不動産については法務局のHPの登記申請の物件の特定や最高裁判所HPの記載で確かめているので、問題はないと思います。

 銀行口座についても、

  ・銀行・支店名

  ・口座種類

  ・口座番号

 の3点で間違いなく特定できます(ゆうちょなら支店はなし)。

 ところが、先日ブログでふれた『遺言書遺産分割協議書等条項例集』(新日本法規出版)をみてみたら、有価証券と自動車については特定が甘かったことに気づきました。

有価証券

   私がかつて書いたもの

(1)○○証券 ××支店(口座番号:666-666666)

  ① MRF

     ○○MRF                 48口

  ② 債券

     オープン型証券投資信託       66,000口

 ↑

というように、取扱証券会社、商品名、所有口数、という形で記載していました。

加えて、管理会社や銘柄コードも入れた方が、より的確に特定がされます。 

自動車

私がかつて書いたもの

    4.普通自動車

      車  名:

      年  式:平成  年

      車両番号:川崎 000 あ 1111 

というように、車名と年式、あとはナンバーで十分かなあと思ってました。

これでも特定はできるはずですが、可能であれば、「用途」「自家用・事業の別」「車台番号」「型式」「原動機の型式」も記載すればより特定されます。

ただ、ここまで細かい情報は車検証をみないとわかりません。

依頼者から車検証の写しをいただけるようお願いして、お出しいただけるようならここまで書きたいものです。

実務的には車名と年式(できれば走行距離も)がわかれば、車両価格がネットで査定できちゃいますので、車検証の写しが入手できなければ私が書いたくらいでとどめておいても大丈夫でしょう。

同じような書面をつくっていると、つい過去の書面のまんまコピペで済ましてしまいがちですが、参考になるものを探してブラッシュアップしていくことも必要ですね。

さて、今日も書面をつくりましょうか。