一人暮らしの私が家族に迷惑をかけるとしたらの準備
私にとって一人暮らしは快適です。仕事して、家に帰ってご飯食べて、たまの週末に登山を楽しむ、そうして淡々と生活が流れていきます。
しかし、こんな日常を楽しめるのは、ひとえに私が健康だからです。もし、私の体から健康が損なわれたら、そうもいきません。いわゆる「おひとりさま」の不安です。
考えるべきだけど考えることを先送りしてきた、「私に何かあったときの備え」を今こそ考えておかないといけなさそうな今日この頃です。一人の部屋で急激に具合が悪くなって、親兄弟に助けを求めるようなことが自分にも起こるかもしれない状態が、東京では続いています。
私が持っておかなければならないもの
・健康保険証
・お薬手帳
・まとまった現金
・身分証明書(免許証やマイナンバーカード)
急に病院に搬送されることがあったとして、すぐ持ち出せるようにしておきたいものはこれくらいでしょうか。スマホと一緒に持ち出し用ポーチに入れておきましょう。
親兄弟にわかるようにしておくもの
・預金通帳(ネット口座の口座番号)
・証券会社の口座番号
・アパートの賃貸借契約書
・生命保険の証書
・クレジットカードの明細書
・年金手帳
・改製原戸籍(親兄弟と私が全員記載されている状態の戸籍)
「おひとりさま相続あるある」で、離れて暮らす家族がおひとりさまの部屋に入っても、ここに掲げたような大事な書類を見つけられなくて困った、というのがあります。
いくら家族といえど、離れて暮らす家族の生活のこまごまとしてことは伝え合ってはいないはずです。
そもそもどこの銀行に口座を持っていたのか、どんな保険に加入していたのかすらわからない状態では、通帳も証書も探しようがないのです。わかるところにまとめておいて、見つけ出してもらいやすくする工夫をしましょう。
また、メインで使っている銀行の預金通帳とクレジットカードの明細があれば、生活のお金の流れが大体把握できます。生活の後始末を誰かにお願いすることになるなら、提供したい情報源です。
これらの書類はまとめてブリーフケースに入れて、「大事な書類」の付箋をつけてすぐに目につく場所に置いておくことにします。防犯上の不安は、ひとまずおいておきます。
兄ちゃんには一応アパートの管理会社の連絡先は知らせておくことにします。いざというときに私の部屋に入ってもらうためです。そのときには、改製原戸籍も用意してもらいます。
改製原戸籍については長くなるので、次回に説明します。