ファックス送信の限界枚数について

裁判は書面のやりとりが主です。

 「裁判」のテンプレートなイメージのような、法廷でやりあうという感じではないです。

 裁判期日の前に、こちら側からの書面をファックスか郵送で送る、相手側の反論書面がまたファックスか郵送されてくる、という文通的なやりとりを経たうえで裁判期日を迎える、という流れになります。

 裁判手続は、令和の時代になっても紙媒体が幅を利かせているのです。

郵送かファックスか

 たいていの準備書面や答弁書は多くても5枚程度です。

 それ位の分量なら、送るにしても受け取るにしてもファックスが便利です。

 ただ、証拠書類を大量に添付するときには、郵送した方がよさそうです。

 あまりに大量に送られると、ファックスがふさがれてしまうので困るのです。

そこで、いつも迷うのは「何枚くらいならファックスで良いか」です。

 どうしても郵送だとタイムラグが生じます。

 裁判期日ギリギリのときなどは、相手が目を通すことができる期限までに送らなければなりません。もし裁判期日に届かないとアウトです。

 しかし、ご迷惑は避けたい。

 ということで、私は「15枚前後」くらいをファックスで送る限界枚数だと設定しています。

 それ以上の枚数になったら郵送するよう提案しています。

 とはいえ、書面の仕上がりが期日ギリギリになってしまったら、そうも言ってられませんので問答無用で大量ファックスさせてもらいます。

 心のなかでごめんねと言いながら、送ります。

 だってドバドバ書面が送られてくると、びっくりするじゃないですか。

 たまに50枚以上を一気に送りつけてくる弁護士さんもいますから、気にしない人は全く気にならないのでしょう。あくまで私個人の感想です。

 ただ、「何枚までのファックスなら迷惑に感じないか」については、ほかの事務所の方にも気持ちを聞いてみたいなとかねがね思っています。

さて、今日も書面をつくりましょうか。